転職や確定申告の際、前職の源泉徴収票が必要になることがあります。
しかし、「どうやって請求すればいいの?」と悩む方も多いでしょう。
特に電話で依頼する場合、適切な伝え方や注意点を押さえることが大切です。
この記事では、前職の源泉徴収票をスムーズに電話で請求する方法を詳しく解説します。
源泉徴収票の発行義務と受け取る重要性
源泉徴収票とは?
源泉徴収票は、給与所得者の年間の収入や税額が記載された書類です。
退職時には前職の会社が発行する義務があり、転職先の年末調整や確定申告で必要になります。
会社が発行する義務
退職者には、退職後1ヶ月以内に源泉徴収票を発行する義務があります。
万が一発行されない場合は、早めに請求しましょう。
なぜ早めにもらうべきか?
- 転職先の年末調整:前職の給与情報が必要
- 確定申告:医療費控除や副業収入の申告に必要
- 社会保険手続き:離職後の健康保険や年金手続きで使用する場合も

私の前職は大手企業だったので「給与・人事センター」みたいな部署が退職者の書類再発行を担っていました
電話で源泉徴収票を請求する手順
1. 事前準備をする
電話をかける前に、スムーズに話が進むよう以下の情報を準備しておきましょう。
- 氏名(旧姓がある場合は両方)
- 在籍していた期間
- 社員番号(わかれば)
- 退職日
- 送付先住所
2. どこに電話をかけるべきか?
基本的に、源泉徴収票の発行は経理部・人事部が担当します。
前職の会社の代表電話にかけ、「源泉徴収票の発行について相談したい」と伝えましょう。
3. 電話での伝え方
担当部署につながったら、以下のように伝えるとスムーズです。
例文
「お世話になっております。元社員の〇〇(氏名)と申します。 ○年○月まで御社に在籍しておりました。 退職後の源泉徴収票の発行についてお願いしたいのですが、 どのように手続きを進めればよろしいでしょうか?」
このように丁寧に依頼すれば、スムーズに対応してもらえることが多いです。

塩対応されてもめげないで!もう退職した会社だから!
電話がつながらない場合の対処法
1. メールや問い合わせフォームを活用
電話がつながらない場合、会社の公式サイトにある問い合わせフォームやメールアドレスを利用しましょう。
2. 内容証明郵便で請求
何度連絡しても対応がない場合は、内容証明郵便で請求する方法もあります。
これは法的に証拠が残るため、対応してもらえる可能性が高まります。
退職した会社に電話したくない!対処法2選
ここからは「どうしても電話したくないんじゃ!」という時にどうやってやりすごすか、私が退職後に手続きした時の心境を勝手に綴ります。
①割り切る【必要だから。それだけ】
まずは「割り切る」こと。
掛ける前はかなり緊張しました。
しかし「必要だから遅かれ早かれ電話しなければならない」という状況だったため「それなら早めに終わらそう」と思いました。
・トイレに行く
・水を少し飲む
・何を伝えるか箇条書きにしたメモとボールペンを手元に置く
・かけ終わった後のご褒美を机に置いておく
・「ビビるのはおかしい」「私は正当な権利を全うするだけだ」と暗示をかける

相手は社会人なので淡々と進むはず
②ビジネスであると再認識する【仲良しこよしじゃない】
続いては「ビジネスだと再認識する」こと。
いくら緊張しようが、書類は必要なんですよね。
これも次の仕事の一つと思って、負の感情も感傷的な気持ちもかなぐり捨て、No感情で架電しました。
もし塩対応されてもイヤミを言われても無視しようと思っていたのですが笑、特に向こうもこちらに興味がなかったようでスムーズに終わりました。

相手も忙しいからね
まとめ
前職の源泉徴収票は、電話でスムーズに依頼できます。
事前準備をしっかり行い、適切な伝え方をすれば、迅速に発行してもらえるでしょう。
もし電話がつながらない場合は、メールや内容証明郵便を活用して確実に入手しましょう!